「高い寝具を買ったのに、疲れが取れない」
「寝具を整えたのに、なぜか眠れない」
そんなご相談をよく受けます。
でも実は、快眠にいちばん必要なのは——
“安心して眠れる”こと。
今回はそんな眠りと寝具についてのお話をしていきたいと思います。
眠れる寝具とは?
人は、不安を感じたままでは眠れません。
だからこそ、自分の感覚で「心地よい」と思える寝具を選ぶことが大切です。
たとえば…
- 感触が落ち着く
- 匂いが好き
- 肌ざわりが心地いい
- 自分にとって“ちょうどいい”高さや硬さ
それが、”あなたにとっての良い寝具”です。
高反発か低反発か、有名ブランドかどうか、ではなく
「この布団に包まれると、ホッとする」「自分に合っている」という感覚こそ、最高の快眠素材なのです。
次に目を向けたい「寝床内温度」

“心が落ち着けること”が土台となったら、
次に注目してほしいのが 「寝床内温度」です。
「寝床内」とは、”布団や毛布の中の環境”のこと。
この温度と湿度が快眠にとって非常に重要で、ちょっとしたズレが睡眠の質を下げる原因になります。
快眠に最適な寝床内環境とは?
研究によると、以下の状態が「深く眠りやすい」とされています。
- 温度:33℃前後
- 湿度:50%前後
この環境は、布団の中が、蒸れずにサラッとしている状態。
暑すぎても汗をかき、寒すぎても筋肉がこわばってしまいます。
だからこそ大切なのが、
- 通気性の良い寝具を選ぶこと
- 体温調整がしやすい素材を使うこと
高機能な寝具もありますが、まずは“熱がこもりすぎない布団”や“吸湿性のあるパジャマ”など、身近な工夫から取り入れてみてください。
睡眠は「スムーズな体温低下」がカギ
人は、深部体温(体の内側の温度)を下げることで眠気が起きるというリズムを持っています。
そのため、寝床内温度が適切であることは、自然な眠気と深い眠りをサポートするのです。
通気性の良い寝具とは?

では実際に、通気性の良い寝具とはどんなものを指すのでしょうか?
具体的には…
- 高反発マットレス
→ 体が沈みすぎず、空気が流れやすい構造。寝返りもしやすく、熱がこもりにくい。 - パイプ・メッシュ・そば殻などの枕
→ 通気性に優れ、頭部の熱がこもりにくいため脳を冷やしやすい。 - ガーゼ・綿素材のパジャマやシーツ
→ 汗を吸って、放湿してくれる。寝苦しさを減らし、深部体温の低下をサポート。 - 重ねすぎない布団
→ 空気層で調整できる薄手の掛け布団を何枚か使い、状況に応じて調整可能に。
どれも共通しているのは、「熱がこもらず、肌あたりがやさしい」という点。
この感覚こそが、「心地よさ」と「安心感」につながり、眠りの質を押し上げてくれます。
“安心”と“快適”で、眠りはもっと深くなる

寝具選びで重要なのは、「安心できること」と、「温度・湿度が快適であること」。
それを実現するためには高価な寝具を選ぶよりも、この布団が好き」「この枕に包まれるとホッとする」
そう思える環境が、何よりも深い眠りへの近道です。
そして、次に目を向けるべきは、通気性の良い素材や湿度の工夫が、
あなたの体の自然な体温リズムを助け、朝まで快適に眠れる環境を支えてくれます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
睡眠に不安がある方、不眠でお悩みの方は、ぜひ横浜市神奈川区六角橋の「鍼灸マッサージ治療院 如月」へご相談ください。
当院では、東洋医学の伝統的な知見と最新の睡眠科学の視点を組み合わせ、一人ひとりの体質や症状に合わせた最適なケアをご提案いたします。
ぜひ、専門的な視点から身体を整え、快適な眠りを手に入れるお手伝いをさせてください。
あなたの大切な睡眠時間をより良いものにするために、心を込めて治療にあたります。
※参考文献
·「健康·医療·福祉のための睡眠検定ハンドブック」 日本睡眠教育機構 全日本病院出版社
·「ビジネスに活かす睡眠資格 スリーププランナー」西野精治(著), 千葉伸太郎(著), 一般社団法人ブレインヘルスラボ
・「睡眠障害の対応と治療ガイドライン 第3版」 じほう
・「今さら聞けない 睡眠の超基本」(今さら聞けない超基本シリーズ) 柳沢 正史 朝日新聞出版