【年末年始】正月太りを防ぐ知っておきたい睡眠のこと

【「食べすぎたから太る」だけじゃない。“睡眠とメタボの罠”】

今年も1年間お疲れ様でした。年末年始は、1年の疲れがドッと出る時期です。

仕事納めの人も、逆に繁忙期で休めない人もいる。

生活リズムは乱れやすく、飲み会や帰省、夜更かし、だらだらスマホ…いつもより“イレギュラー”が増えます。

そして毎年よく聞くのが、

「正月明けに体重が増えていた……」

・「食事制限と運動を頑張るのに、戻らない……」

という声。

もちろん摂取カロリーと活動量は大事です。

でも、ダイエットを含む「正月太りで見落とされがち」なのが睡眠です。

この記事では、年末年始の正月太りを防ぐために知っておきたい「睡眠不足→太りやすさ」の仕組みと、長期休暇だからこそできる「自分に合った睡眠時間の見つけ方」を、分かりやすく解説したいと思います。


知っておきたい「睡眠不足→太る」メカニズム2選(+見落としがちな追加要因)

睡眠は“休息”というだけでなく、《食欲・代謝・ホルモン・意思決定(誘惑に勝つ力)》まで、体重に関わる土台を支えています。

食事や運動を頑張る前に、睡眠を大切にして“太りにくいコンディション”を作る。ここがポイントです。

もちろん正月太りを語る上では、「食事=暴飲暴食」・「運動不足=消費カロリー減」は大きな要因です。

ただ太る要因の土台は「睡眠」にもある。この事実を代表的な2つの研究報告を用いてご紹介いたします。


メカニズム①:食欲ホルモンが乱れて“食欲が暴走”

睡眠が足りないと、食欲に関わるホルモンバランスが崩れやすくなります。

シカゴ大学の研究では

4時間睡眠を5日続けることで摂取カロリー20%UP》という報告があります。

・食欲を高めるホルモン(グレリン)が28%UP

・満腹を伝えるホルモン(レプチン)が18%DOWN

この組み合わせが起きると、同じ食事量でも「満足しにくい」「つい追加で食べたくなる」方向に傾きます。

正月のごちそうの魅力もあるかもしれないのですが、「睡眠不足」が加わることによって、食欲のブレーキが壊れやすいのです。


メカニズム②:ストレスホルモンが増えて“脂肪を溜めやすい状態”に

睡眠が足りないと心身は“緊張モード”に寄りやすく、ストレス反応が強くなりやすいと言われています。

ストレスを感じた際に分泌される「コルチゾール」

コルチゾールの作用の一つとしては、血糖値を上げる働きがありますが、増えた血糖は、

肥満ホルモンとも呼ばれる「インスリン」の働きによって、糖や脂肪として体内にためこまれてしまうのです。


また、コルチゾールは食欲を抑制する神経伝達物質「セロトニン」の分泌を抑制します。

セロトニンは精神の安定に寄与しているため、食欲の歯止めがきかずに食べてしまうわけです。

つまり睡眠不足は、

「脂肪を蓄積しやすくする」+「食欲を暴走させる」という“ダブルパンチ”になり得ます。


追加要因:睡眠不足は“判断力”も壊す

日頃の「慢性不眠」の状態が加わってしまうと更に厄介です。

ペンシルバニア大学での研究では「6時間睡眠を10日継続するだけ」でも、 《集中力・注意力の低下》が見られました。

例えて言えば、『徹夜』と同じ状態になっていると言われています。

この状況が恐ろしいのは、その「現在の状態」が当たり前になっていること。

つまり(無自覚に食欲暴走モードになりがち)になってしまうことです。


長期休暇だからこそできる「自分に合った睡眠時間」を知る方法

この記事の核ですが、「自分に合った睡眠時間」をご存知でしょうか?

上記の研究「6時間睡眠」の人によっては睡眠不足になり、人によっては十分な睡眠時間を満たしているのです。

正月休みという大型連休であるからこそ、自分に合った睡眠時間を確認するノウハウを試していただきたいです。

それが「4日連続で好きなだけ寝る」という方法です。

多くの人は「睡眠負債(借金)」が溜まっているために、休みに入った初日は“死ぬほど寝る”ことが多い。

ポイントは、とりあえず4日間継続してみること。

4日目あたりには「これ以上眠れない」時間に落ち着いてくるのです。

その時間があなたにとって必要な睡眠時間であり、日常生活で目指すべき睡眠時間となるのです。



【関連記事】4連休が取れない方へ:普段の生活のままで「自分に合った睡眠時間」を見つける方法はこちら

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まとめ:寝る子は痩せる。年末年始こそ「睡眠」を味方につけよう

正月太り対策というと、つい「食事制限」「運動」「我慢」に意識が向きます。

でも、睡眠不足のままそれをやると、食欲は暴走しやすく、ストレスは増えやすく、判断力は落ちやすい。

つまり“負けやすい土俵”で戦うことになります。

睡眠は、太りにくい状態を作る“基礎工事”です。

もういくつ寝るとお正月。

せっかくの休み、ただのだらだらにしないで、「睡眠を整えて太りにくい自分」にアップデートしてみませんか?


神奈川県横浜市神奈川区六角橋・白楽エリアの鍼灸マッサージ如月では、患者様の睡眠・自律神経症状の改善を目的としたサポートに力を入れております。

お悩みの方は、ぜひ一度当院までご相談くださいませ。

※参考文献

・「健康·医療·福祉のための睡眠検定ハンドブック」 日本睡眠教育機構 全日本病院出版社

・「ビジネスに活かす睡眠資格 スリーププランナー」西野精治(著), 千葉伸太郎(著), 一般社団法人ブレインヘルスラボ

・「睡眠障害の対応と治療ガイドライン 第3版」 じほう

・「今さら聞けない 睡眠の超基本(今さら聞けない超基本シリーズ)  柳沢 正史 朝日新聞出版

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