味覚と睡眠について考える

目次

味覚が脳に与える影響

食事をすると、脳が心地よい刺激を受けることがあります。特に、特定の味覚が際立つ食品を摂取すると、脳が快感を覚えることが知られています。味覚と脳の関係を考えると、味覚の敏感さが睡眠の質に影響を与える可能性があるのではないでしょうか。

そこで、味覚の繊細さと快眠の関係について考えてみます。


味覚とは?

味覚は単に舌の感覚だけでなく、脳が処理する知覚の一部です。基本的な味覚には以下の5つがあります。

  • 甘味
  • 塩味
  • 酸味
  • 苦味
  • うま味

さらに、味覚が敏感な人は以下のような特徴を持っていることが多いです。

  • 食べ物の微妙な味の違いを感じ取る
  • 基本味に加えて、油っこさや辛さに敏感
  • 料理に調味料をあまり使わない
  • 人工的な味や化学調味料が苦手

特に強い刺激を受けると、体に変化が起こることがあります。

例えば、強い味の食べ物を食べた際に、唾液が大量に分泌されたり、お腹を下したりすることがあるかもしれません。


味覚と睡眠の関係

現在、味覚が睡眠に直接影響を与えるという明確な研究は見当たりません。しかし、味覚が自律神経に影響を与える可能性は考えられます。

例えば、「甘味と塩味を利用することで、中途覚醒が軽減される」という報告があります。

◎実践方法の一例

  1. 砂糖と塩を「5:1」の割合で混ぜる
  2. 中途覚醒した際、小さじ1杯を舌の裏から摂取する

これは血糖値の安定が考えられた方法ですが、科学的なエビデンスのレベルはまだ低いとされています。

また、以下のような研究報告もあります。

  • 朝・昼・夜に特定の食品を摂取すると、睡眠の質に影響を与える(時間栄養学)
  • レモン汁を見せると、性格によって唾液の分泌量が異なる(内向型の方が多い)

味覚が快眠に与える影響については、今後さらに研究が進むことが期待されます。


睡眠の質を下げる2つの要因:カフェインとアルコール

口から摂取するという点で、覚えておきたい睡眠に悪影響を及ぼす代表的なものが2つあります。

それが、カフェインとアルコールです。

カフェインの影響

カフェインの1日あたりの推奨摂取量は400mg(成人)とされています。これは、コーヒーカップ3〜4杯分に相当します。

カフェインを摂取しすぎると…

  • イライラ、不安、興奮を引き起こす
  • 入眠を妨げる
  • 中途覚醒を増やす

また、カフェインはコーヒーや紅茶だけでなく、エナジードリンクやチョコレート、風邪薬にも含まれています。日常的に摂取する機会が多いため、意識的に制限することが重要です。

対策としては…

  • 15時以降はカフェインレスの飲み物を選ぶ(ハーブティー、デカフェ)
  • エナジードリンクを避ける
  • 白湯を中心とした生活にする

アルコールの影響

睡眠に影響を与えないアルコールの適量は、1日平均純アルコール20gとされています。

アルコール20gの目安

  • ビール500ml(ロング缶1本)
  • ワイングラス2杯
  • ストロング系チューハイ1本

これを超えると、中途覚醒が増えるとされています。また、飲む時間も重要で、就寝の3時間前までに飲み終えることが推奨されています。

対策としては…

  • 寝る3時間前には飲まない
  • 休日は昼から飲む
  • 低アルコール飲料を選ぶ(アルコール度数5%以下)
  • 水を多めに飲んで脱水を防ぐ

アルコールは寝つきをよくする効果がありますが、結果的に睡眠の質を低下させるため注意が必要です。


まとめ:飲み物の量とタイミングを意識する

カフェインやアルコールは、睡眠の質に影響を与える可能性があります。

特に、「ちょっとした刺激で眠れなくなる」「睡眠の質が乱れやすい」と感じる人は、摂取量と時間を意識することで改善できるかもしれません。

カフェイン対策

  • 15時以降はカフェインを控える
  • エナジードリンクを避ける
  • 白湯やノンカフェインの飲み物を選ぶ

アルコール対策

  • 寝る3時間前には飲まない
  • 低アルコール飲料を選ぶ
  • 水を多めに摂取する

嗜好品はあくまで適量が大切。正しく付き合って、正しい睡眠の質を手に入れていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。


睡眠に不安がある方、不眠でお悩みの方は、ぜひ横浜市神奈川区六角橋の「鍼灸マッサージ治療院 如月」へご相談ください。

当院では、東洋医学の伝統的な知見と最新の睡眠科学の視点を組み合わせ、一人ひとりの体質や症状に合わせた最適なケアをご提案いたします。

ぜひ、専門的な視点から身体を整え、快適な眠りを手に入れるお手伝いをさせてください。

あなたの大切な睡眠時間をより良いものにするために、心を込めて治療にあたります。

※参考文献

·「健康·医療·福祉のための睡眠検定ハンドブック」 日本睡眠教育機構 全日本病院出版社

·「ビジネスに活かす睡眠資格 スリーププランナー」西野精治(著), 千葉伸太郎(著), 一般社団法人ブレインヘルスラボ

・「睡眠障害の対応と治療ガイドライン 第3版」 じほう

・「今さら聞けない 睡眠の超基本(今さら聞けない超基本シリーズ)  柳沢 正史 朝日新聞出版

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