【医食同源】冬の冷えと不調に効く!東洋医学の「補陽食材」で体を芯から温める方法

冬は自然界において「陰」が最も盛んになる季節であり、東洋医学ではこの時期の過ごし方が一年の健康を左右するとされています。

寒さが厳しくなる冬は、体の機能も低下しやすく、風邪やインフルエンザ、冷え性や乾燥肌、便秘などの体調不良を引き起こしがちです。

このような時期に重要となるのが「冬の養生」です。

特に、食事を通じて体を整える「食養生」は、寒さに負けない強い体をつくるための鍵を握っています。

「冬の養生」の基本的な考え方や生活習慣のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。食事以外のアプローチにも関心のある方は、ぜひ合わせてご覧ください。

【冬の養生の基本と現代的な実践方法はこちら】

本記事では、「冬 養生 食材 食養生」をテーマに、東洋医学の視点も交えながら、冬に適した食材や食べ方、体を温める工夫、注意すべき点などをわかりやすく解説します。

健康的に冬を乗り切るヒントを得たい方は、ぜひ最後までお読みください。


目次

冬の養生とは?季節に合わせた体と心の整え方

冬の養生とは、寒さが厳しい冬の気候や人体の変化に合わせて、生活習慣や食事、運動、心の持ちようを整える養生法のことです。

また、冬は「閉蔵(へいぞう)」の季節とも言われ、エネルギーを外に出さず、内に蓄えることが重要とされています。

つまり、過度な運動や発散を避け、休息や保温、滋養を重視する生活が望ましいということです。

現代生活における冬の養生のポイント

現代人にとっても冬の養生は重要です。以下のようなポイントを意識するとよいでしょう。

  • 睡眠時間を十分に確保する(早寝遅起き)
  • 体を冷やさないように保温する(特に腰・足首・首周り)
  • 心身ともに「ゆっくり、穏やかに」過ごす
  • 激しい運動よりも軽めのストレッチやウォーキングを心がける

冬におすすめの「補陽」食養生

冬は「陰」が極まる季節。体内の「陽気(ようき)」が弱まりやすく、冷え・倦怠感・消化機能の低下・免疫力低下などの不調を招きやすくなります。

このような冬にこそ実践したいのが、「補陽(ほよう)」の食養生です。

補陽とは、東洋医学で言う「陽気」を補い、体を温め、内臓機能を高める食の工夫を意味します。

以下では、特に補陽作用が強いとされる代表的な食材を、その特徴と効能を中心にご紹介します。


動物性の「補陽」食材

動物性の食材には、陽気を強く補う力があるものが多く、冬の食養生に非常に適しています。

  • 鹿肉(しかにく)
  • 雀の肉(すずめの肉)
  • えび
  • かわえび
  • マグロ
  • いしもちなど

植物性の「補陽」食材

植物性の補陽食材は、毎日の料理に取り入れやすく、体に負担をかけずにじんわりと温めてくれるものが中心です。

  • にら
  • ねぎ
  • らっきょう など

避けたい食材・控えたい習慣

補陽を意識する冬には、以下のような食材・習慣は冷えや不調を招く原因になることがあります。

  • 冷たい飲み物・アイス・南国フルーツ
  • 生野菜中心の食事(サラダばかり)
  • 豆腐や乳製品の過剰摂取(温めて摂るのはOK)
  • 夜遅い食事や暴飲暴食

補陽食材の取り入れ方は体質に応じて調整を

補陽食材は基本的に冷えや体力不足に良いとされていますが、体に熱がこもりやすい方は摂りすぎに注意が必要です。

目安として以下のような方は補陽に向いています。

  • 手足が冷えやすい
  • 朝起きるのがつらい
  • 疲れやすく、気力が出にくい
  • 消化器が弱い、寒がり

これらに該当する場合は、日常の中で無理なく「陽を補う食材」を取り入れることをおすすめします。


【まとめ】冬の冷えと不調は、毎日の食事からやさしく整える

冬は寒さとともに、私たちの体も内側から冷えやすくなり、免疫力や消化機能が落ちがちです。

そんな時期にこそ、東洋医学の知恵を取り入れた「食養生」が心強い味方になります。

特に、体を温める「補陽」の食材を意識的に取り入れることで、冷え性やだるさ、胃腸の不調といった冬特有の悩みを和らげることができます。

もちろん、体質や生活スタイルによって合う食材・量には個人差がありますが、まずは「冷たいものを減らす」「温かい食材を選ぶ」といった小さな意識から始めるだけでも、季節に調和した養生につながります。

食事は毎日のこと。だからこそ、丁寧に、やさしく、自分の体と対話しながら整えていきましょう。

冬の終わりには、しっかりとエネルギーが蓄えられた、健やかな自分に出会えるはずです。


横浜市神奈川区六角橋・白楽エリアの「鍼灸マッサージ院 如月」では、

冬に起こりやすい体調不良に対して、東洋医学の知見を用いたオーダーメイド施術をご提供しています。

今年の冬も、あなたが笑顔で元気に過ごせますように──

鍼灸という東洋の知恵を、あなたの健康習慣にぜひ取り入れてみてください。

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【参考文献】

  • 大上勝行 著『東洋医学の春夏秋冬 セルフケアでからだを整える』三樹書房
  • 日本中医学食養生学会『現代の食卓に生かす 食物性味表 改訂版』燎原書店
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